少子化に拍車をかける白い恋人たち
東京にしては珍しくつもるほどの雪がふった。
我が家の近くには川を見下ろす台地の上の古墳群をそのまま公園にした広大な多摩川台公園がある。
この公園は日本野鳥の会のバードウォッチングが行われるほどの、緑豊かな美しい公園である。
雪に覆われた今日は、さらに美しいの一語につきる。
ダンナと二人で公園を歩きながら、デジカメで写真をとる。
遠目には「白い恋人たち」であるが、
近寄ってその会話を聞くと、およそ色気がない。
わたしがすべって雪に手をついた。
ダンナ「何してるの?」
わたし「何って、すべったのよ。このあと見てよ?」というと
ダンナ「ベスト・アングルをねらってかがんだのかと思った」
わたし「雪がなかったらデジカメ壊れていたよ。あー手首ひねった」というと
ダンナ「えっ?デジカメ? 」とデジカメを手にとって、いとおしそうになでる。
わたし「それにしても誰もいないねえ」
そう、こんなに綺麗なのに、公園にはほとんど人がいないのである。
たま~に、いても、だいたいお父さんにつれられた女の子一人という組み合わせで、子供社会はいっこうに見あたらない。
私が小学生の頃は雪が降った日の放課後は、この公園にいちはやく乗り込んで、ともだちと、雪合戦をしたり、雪だるま創ったり、おしくらまんじゅうをしたりした。誰も踏んでいない雪を最初に踏みたいがために、授業が終わると、公園まで走ったものである。
なのに、今日。土曜日の午後だというのに、公園内の広大なグランドは無人である。
いくつかの雪だるまが、かつてはこの広場に誰かがいたことを示唆しているが、今は無人なので、かえって索漠とした雰囲気を演出している。
ここにきて少子化を実感。
これじゃー、大学は経営はなりたたくなり、いずれ大学間の淘汰、使えない先生の淘汰が始まることだろう。
「やーねー、困ったわねー」と思うが、
少子化の元凶となった世代の一員として何も言えないので、とりあえず、雪の上に寝転がって、「殺人現場」とか一発芸をやって景気をつける。
石濱先生、すーみーません。(^^;)
メールする勇気のない者ですが…
まりりんファンクラブの狭霧家先生へのリンクが
切れております。
よろしくおねがいします。
by いつも拝見しています。 (2006-01-21 19:32)
ご指摘ありがとうございます。
リンクなおしておきました。
気軽にめえるおくっていただけると嬉しいです。
by ishihama (2006-01-21 20:28)